秀逸のマネー本!
著者 山崎 元/大橋 弘祐
①お金を安全に持っておく編
個人向け国債「変動金利・満期10年」タイプ
72 ÷ 利率 = 2倍になるまでのおおよその年数
最初の一年は下ろせない。
以降は過去2回分(一年分)の金利を払えば換金可能。
②ちょっとリスクをとって運用する編
《例》老後を30年生きるとする。
360万円貯めておけば年金で出来る最低限の生活にひと月あたりプラス1万円の生活。720万円を貯めておけば月プラス2万円の生活。
貰える年金の概算12.2万円
現在の水準を維持するとすれば月34万円必要。
約22万円を賄う必要がある。
【目標資産額】7,920万円
普通預金も安全とは限らない。
倒産・インフレなど
外貨預金は銀行のカモ。
手数料が高い。やらない事。
⚫︎投資信託のメリット
・プロに運用を任せられる。
・手軽に分散投資が出来る。
・手軽に海外投資もできる。
・投資資金ら信託銀行で管理されていて安全。
⚫︎投資信託を買うときのポイント
・信託報酬(管理費)が安いものを選ぶ。
・ネット証券で買う。
・毎月分配型は選ばない。
・ファンドの資産規模、流動性を確認する。
・過去の実績で選ばない。
⚪️山崎 元 先生オススメの投資信託
・上場インデックスファンドTOPIX(国内)
・ニッセイ外国株式インデックスファンド(海外)
⚫︎素人が手を出すべき金融商品「インデックスファンド」
⚫︎資産形成の考え方
⭕️生活費は給料から捻出。残りを資産運用して病気や老後に備える。
❌利回りを毎月の生活費に充てる。
・勝った投資信託はずっと持っておき、いざという時に備える。
・使う必要がある時は躊躇せず売る。
・売る時は買い値に拘らない。(買った価格より安くても売る)
③お金を使う編
家は買わない方が無難な事が多い。
もし、買うなら新築マンションは避けて、ローンはなるべく早く返済する事。
医療保険には入る必要がない。
健康保険加入者は「高額療養費制度」を受ける事が出来る。毎月の上限は10万円。
医療保険やがん保険には入らず、もしもの時のためにその分を貯金しておく。
⚫︎生命保険に入る場合のポイント
・ネットの保険会社を比較して安いところに入る。
・子供が自立するまでの期間(2023年現在だと20年間)掛け捨て型に入る。
・「残される家族の人数」×「1,000万円」くらいの特約のないシンプルな死亡補償に入る事。
・残された家族へは厚生年金から遺族年金が貰える。
・保険料を安く抑えた分は資産形成にまわして早く資産を増やす。
万が一の時はそこから使う。
府民共済死亡補償 病気等410万円
こくみん共済死亡補償 病気等400万円
私学共済死亡補償 300万円?500万円?
合計 1,110万円 or 1,210万円
◉他保険会社を数社比較検討したが、結果として現在の保険契約のままにしておく事にする。
④得する制度を使って実際に運用してみる編
◎2024年の新NISA・積立NISAの拡充に向けて構成をプランニングしておく事。
◉持っている資産を
・当面の生活資金 (120万円)
・安全運用資産
・リスク運用資産 (400万円)
の3つに分ける。
・リスク運用資産にあてる金額は最悪の場合1/3減っても良い金額から逆算する。
(例)一年で100万円減ってもいいなら300万円
・2/3になる確率は約2.3%、平均するとプラス5%を目指せる。
・毎月少しずつ買わずに一気に買うのが合理的。
⚫︎リスク運用資産でインデックスファンドを国内と海外を半々ずつ買う。
⚫︎NISA投資枠(2024年1月より年間積立枠120万円、年間特別枠240万円)はフルに使う。
◎積立投資について
・目標額に合わせて毎月の積み立て額を決める。
・平均でプラス5%くらいの運用が出来ると考える。
・時間が経って買い足す時は5:5に近づくように買う。
⑤年金と確定拠出年金編
確定拠出年金とは…
・掛け金の分だけ所得税や住民税が控除される。
・NISAと同じく儲かった分は非課税。
・60歳までは原則下ろせない。
・加入タイプ 会社員個人型
・上限の23,000円まで年金の掛け金にする。(年間276,000円)
・年間5万円程度の節税効果。
・確定拠出年金で外国株式のインデックスファンドを買う。手数料が安い。全世界株?
⭕️ポイント
・手数料の安いインデックスファンドを買う。
・確定拠出年金に入り上限まで利用する。
・ひたすらほったらかしておいておく。
・真面目に働いて人生を楽しむ!
非常に具体的、かつ素人でも簡単にコツコツと資産運用出来る内容のためになる本でした。
読んで頂いてありがとうございました!
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